2015/05/17

しまなみ海道ツーリング その2

最終日の5月5日は幸運にも今までで一番の天気に恵まれました。
お世話になったシクロの家を後にして、3日は雨でロクに景色を楽しめなかった来島海峡大橋へ行くことに。

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さようなら今治。お世話になりました。

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とりあえず、軽く朝ごはんを食べようということで、せっかくなので一六本舗で一六タルトを買って食べてみました。

関西でもよく売っているので馴染みの味なのですが、改めて食べてみると柑橘系の味がするこし餡が美味ですね。ちなみに愛媛では一六タルトの一六本舗とハタダ栗タルトの畑田本舗凌ぎを削っているようです。
畑田本舗の方はあまり馴染みがなかったので、この後おみやげに買うことにしました。

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さて、ぐるぐると来島海峡大橋へと登っていきます。

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ふと今治方面に目をやると今治造船の造船所が見えます。大きいです。

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橋の上に到着しました。天気に恵まれたおかげで、初日とは打って変わってとても景色が良いです。橋の全長は4105m、界面から橋桁までの高さは約60mほどあるのでとても高くてやや怖いです。

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さすが全長が4105mあるだけあって、なかなか先が見えません。

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橋の上から下を見下ろすとこんな感じです。とても高いのが分かっていただけるかと思います。しかし、海が青くてめちゃくちゃ綺麗ですね。

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橋にはいくつかの休憩スペースが設けられています。せっかくなので記念写真を撮っておきます。橋から眺める景色は本当に綺麗で、周囲に広がる海と島のパノラマは最高です。しまなみ海道に来た甲斐がありました。

さて、橋を渡り大島に降りると、すぐ道の駅 よしうみいきいき館があります。お土産物売り場があり、七輪海鮮バーベキューなんかも楽しむことができます。

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お土産物売り場で美味しそうなプリンがあったので、買ってその場で食べてみました。
食感はプリンとゼリーの中間のような感じで、レモンはすっきり爽やかな味、はっさくは柑橘の甘さにほんのちょっとだけほろ苦さが残る味で、どちらも美味しかったです。

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ここから眺める来島海峡大橋もなかなかの絶景でしたが、さらに絶景の場所があります。
それが大島にある標高307.8mの亀老山です。山頂には展望台もあり、来島海峡大橋を見下ろすことができるしまなみ海道でも随一の絶景スポットです。

ということで、次は亀老山を目指します。

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ここが亀老山展望公園への入り口です。当然、山なのでここからは自転車で坂を登る必要があります。距離は2.8kmで平均斜度は9%と、なかなかのヒルクライムが楽しめそうです。坂が苦手な人にはちょっとキツいかも知れません。

途中、500mごとに応援の看板があって「藻塩アイスが待っている」と書いてあります。こんなふうに書かれるとアイス食べざるを得なくなりますね。商売上手です。アイスと絶景を求めて登ります。

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山頂に到着し、藻塩アイスをいただきます。藻塩というのは海藻を煮詰めて作ったお塩のことで、普通のお塩と違って海藻の色が付いていて、ちょっぴり海藻の味がします。
その藻塩をミルク味のジェラートに振りかけたのが藻塩アイスです。食べてみると藻塩のしょっぱさがアイスの甘さを引き立ててくれてとても美味しいです。ちなみにこのアイス、初日に食べたドルチェのジェラートのようです。アイスの美味しさにも納得です。

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高いところに登った甲斐もあって、亀老山からの景色は本当に絶景でした。
そして、高いところということもあり、他の場所とは違いわりと走り慣れているサイクリストが集まってきていました。

以前大阪に住んでいて箕面あたりを走っていたという方と雑談していて、ふと自分のベストタイムのことを話したら、「ここだったらどれくらいで登れるんですか?」という話になり、気がついたら亀老山を下からもう一度本気で登ることになっていました。

荷物を下ろして本気でアタックした結果、STRAVAのセグメントでは11分12秒というタイムが出て、158人中5位(その後6位に転落)という順位でした。そこまで体調も万全ではなかったので、まずまずといったところです。(ホントは辛くて途中でやめておけば良かったと後悔しました)

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そんなこんなで、亀老山の展望台にやっと上がり、来島海峡大橋を見下ろします。眼下に広がる瀬戸内の大パノラマは本当に絶景で、登った甲斐がありました。本当におすすめです。

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その後は大島をちょっとウロウロして、夕暮れ時の来島海峡大橋を渡ります。
17時ぐらいでしたが、夕日がきれいでした。もうちょっと遅い時間だともっときれいなのでしょうが、今回はちょっと時間がないので急ぎます。

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さて、この後フェリーに乗るため東予港まで30km程度走るので、その前に腹ごしらえをということで、今治の重松飯店に立ち寄ります。

ここはシクロの家のスタッフの方に教えてもらったのですが、初日に行った白楽天と同じく焼豚玉子飯で有名なところで、今治ではこの2つが人気店ということです。どちらかというと、この重松飯店のほうが地元の人に愛されてる昔ながらの中華料理屋さんという感じで、お店に着いたときには5組くらいが外で待っている状態でした。

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これが重松飯店の焼豚玉子飯です!目玉焼きの下には美味しい焼豚がてんこ盛りな感じで、すごいボリュームです。

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卵と混ぜ混ぜしていただきます。たまらんです。
白楽天と比べると、重松飯店の方が焼豚が柔らかく、個人的にはこちらのが好みです。
一緒に頼んだ唐揚げとギョーザも美味しく、特に唐揚げが揚げたてカリカリの衣にジューシーな鶏肉がとても美味しかったです。

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店内には取材なのか、芸能人のサインがいっぱいありました。やはり人気店のようですね。
また今治に来るときは是非とも訪れたいと思います。

さて、腹ごしらえが済んだので今治からフェリーの出る東予港まで走ります。
東予港までは196号を通って30km程度なので距離はそれほどでもないのですが、途中の道が思っていたよりも狭かったり暗かったりで、夜に走る場合は走り慣れていないとちょっと怖いと思います。街灯が少ない箇所があるので強力なライトがあると安心です。

無事、東予港に到着しオレンジフェリーで大阪まで帰ります。
GWなのですごいひとでしたが、輪行袋に自転車を入れていれば追加料金もかからないですし、フロントでお願いすれば自転車の入った輪行袋を預かってくれるので便利です。

今回は事前に二等寝台を予約していたので、ベッドで快適に大阪まで移動することができました。フェリー内にはお風呂もあるので汗を流すこともできますし、レストランもあるのでご飯も食べれますよ。

そんなこんなで、翌朝に大阪港に到着し、今回の旅は終了です。
今回は行き帰りの交通手段とお宿ぐらいしか決めてなくて、わりと行き当たりばったりだったのですがかなり楽しめました。
何より、自転車で走れるようにちゃんと整備されているしまなみ海道周辺の環境がとてもいいので、サイクリストなら一度は行くことをおすすめします。

今度は秋口ぐらいにまた行こうかなとか思っております。

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